· 

古武術に学ぶ心技体

武術の修錬過程として心・技・体の一致を目指すということが、一つの目標点として挙げられます。

心を整え、技を磨き、体を練る。そして心身の統一感の体現による武の到達。当塾も心・技・体の3つの修錬を経て武の完成を目指す事に変わりありません。

 

心・技・体の一致というのはけっして観念的なものでなく非常に具体性を持った修行論です。

心弱ければ、いざというとき臆して後れを取り。技が未熟なれば、力強き者に敗北を喫する。体ができていなくては技の威力は発揮できない。どれをとっても不可分なものであり、密接に関連し合い、又補い合うものになります。

 

もともと東洋の身体観には心身統一のあり方として調身、調息、調心という3つの不可分性を説きます。姿勢、呼吸、心の3つを整えることで集中力を高め、感性を磨いていくというものです。日本の芸道の特色ともいえる実践的思想です。

 

剣術、合気道などは心身の統一性を説くこと多く、東洋的身体観を学ばなければ理解できない術技というものもあります。また心・技・体を極めることは自然と調身、調息、調心の統一性が出来ているということも忘れてならないでしょう。心を学び、技を学び、体を学ぶことによって武の完成に近づていく。○○道といえるゆえんです。

 

では心・技・体を学ぶにあたって、いかなる修錬方法を通して熟達できるものでしょうか。

 

次回からは心・技・体を3つのテーマに分けて説明していきたいと思います。  次回につづく・・・・・。